アスリートの腰痛予防・改善が開発動機でコアフィットは誕生しました。

◇深い緑に囲まれた横浜・上郷森の家で開いた稲葉晃子さんの講習会の折り、フィットネス指導のベテラン山本良生さんと対談していただきました。
稲葉晃子・山本良生両先生の対談公開!
稲葉晃子氏>>>>>>>>
ユニチカのバレーボールチーム・キャプテンとしてワールドカップへの参加などを経て、米国留学。その後、大林素子など日本女子バレー選手育成に従事。再度、米国に渡りカリフォルニア州立大学フラトン校でスポーツ医学(専攻は筋肉反応)を学んだ後、米国公認 ATC(アスレチックトレーナー資格)を取得し、サンアントニオ大学の教員としてアスリートの指導に従事。
そのかたわら、カリフォルニア州立大学フラトン校において、関節・筋肉類の動きに関する研究活動に携わり、体幹(コア)の強化方法を目的とするコアヌードルの開発に注力した。特に、同校のジェシー ・ ジョーンズ教授、筑波大学田中喜代次教授らとともに、体幹のトレーニングに関して多数の臨床データを集めて高齢者の運動について研究。同校の高齢者の運動教室でコアヌードルを使用した体幹の運動を指導した。
こうして、カリフォルニア州立大学や日本の大学で、身体能力回復のための稲葉式メソッドの効果を検証し、好結果を得ている。現在、日本でのアスリート育成に着手するとともに、コアヌードルの普及活動に取り組む。
山本良生氏>>>>>>>>
お茶の水女子大学卒業
早稲田大学にて40年間フィットネストレーニング指導
朝日カルチャーセンターで20年間シェイプアップトレーニング 指導
神奈川県立体育センターで20年間中高齢者のからだづくり指導
国立トレーニングセンター初代女子指導主任
健康運動指導市等育成のセントモニカ社会体育専門 学校で運動生理学・解剖学等を10年近く講義
神奈川県主催 中高齢者の体力養成講座等で講演・実技指導を多数回実施
現在、国や藤沢市からの要請で中高齢者の介護予防を含めたからだづくりの講座を年数回実施・指導中
専門:筋力トレーニング・ストレッチ・ヨガ等
お茶の水女子大学卒業
早稲田大学にて40年間フィットネストレーニング指導
朝日カルチャーセンターで20年間シェイプアップトレーニング 指導
神奈川県立体育センターで20年間中高齢者のからだづくり指導
国立トレーニングセンター初代女子指導主任
健康運動指導市等育成のセントモニカ社会体育専門 学校で運動生理学・解剖学等を10年近く講義
神奈川県主催 中高齢者の体力養成講座等で講演・実技指導を多数回実施
現在、国や藤沢市からの要請で中高齢者の介護予防を含めたからだづくりの講座を年数回実施・指導中
専門:筋力トレーニング・ストレッチ・ヨガ等
― 今日は自然に囲まれた中でコアフィットを指導してみていかがでしたか?
稲葉 コアヌードルは外ですると、マットの持ち運びが大変ですが、開放感があってリラックスできるのでいいですね。
― 今まで講習会は何回ぐらいしましたか?
稲葉 数え切れないですね(笑)コアヌードルが出来てから3年ぐらいなので、100回まではいかないですけど何十回かですね。
― 山本さんは体を動かすのは小さい頃からお好きでしたか?
山本 小さい頃はそうでもなかったですが、大学に入ってからですね。
― コアフィットの最初の印象はどうでしたか?
山本 私は股関節も痛むし、膝も痛むし、腰痛持ちなのでやらせていただいたのですが、(コアフィットが終わってから)「立ってごらんなさい」と言われて立ち上がってみると、体の感じが違うのですよ。きちっと背筋を伸ばして立てるのです。こういうのは日常では出来ない感覚で、会場からJR石川町駅まで雨の中歩いて帰ったのですが、足腰が軽いのです。前にやらせていただいた時にもいいな、と実感はしていましたけど。
次の日も調子が良くて、その次の日も良くて、その次の日は忘れてしまいましたけど残存効果はありますし、腰のためにもいいので、もしかしたら私の積年の腰痛から解放されるかもしれないと思いまして(笑)皆さんに紹介して広めたのです。
― それまで腰痛の対処法は何をしていましたか?
山本 ただひたすら休むだけでしたね。痛いときはお医者さんにも行けませんし、お手洗いに行くのにも電話をとるのもやっとで、それでもちょっとは動かした方がいいのかなと思って試してみたのですが、やはり一番いいのは横になって腰を曲げて安静に3日ぐらいは何もしない事でしたね。一度、整形外科に行ってレントゲンを撮ったり牽引したりしたのですが、その後「起き上がってください」と言われて起き上がった時に動かせなかったのですよ。かえって悪くしてしまって。腰を引き伸ばしたのが良くなかったのですね。そういった経験があるので、ひたすら温めて動かさないで寝るといったことをしていました。
― 大学でフィットネスの指導をする時に腰が痛くなったりすると、教える時に差しさわるということはありませんか?
山本 不思議と重ならなかったですね。市の施設で教えていた時にはキャンセルしたこともありましたけど、なかなか重ならないですね。コアヌードルが良かったのか、私いろいろやってみているので、その総合効果なのかもしれませんけど、ここ2ヶ月ぐらいはやっと何も(痛く)なくて、普通だと1ヶ月に1回とか1ヶ月半に1回とかの割合で腰痛が起きていまして、朝起きた時に「あ、きたな」と思うと、だんだん体が前かがみになって痛くて腰が伸びなくなってしまうのですよね。ところが最近2ヶ月は何事もなく暮らしているので助かっています。
― 3年間の指導の中で腰痛持ちの人の割合っていうのは高いのですか?
稲葉 もともと腰痛の人のために始めたのです。肩こりというのは、根本の腰の位置が良い位置になるとかなり改善されるのです。肩こりを治そうとしても腰椎の位置から悪いとダメなのですよ。最初から肩こりを治しましょう、ということであればやりますが、だいたいは腰痛ですね。たまたま肩こりと腰痛の症状があったとしても、僧帽筋が強くて(肩こりの)症状が出てない、背筋が鍛えられていてたまたま症状が出ていないだけ、もしかしたら頭が重くて肩こりになってしまう、ということがあるので何とも言えませんが、やっぱり腰をいい位置に改善することによって、肩もいい位置に来るのではないかと。まずはニュートラルポジションを保つことだと思います。
― 腰痛の解決を目指そうとしたのは、いつ頃からですか?
稲葉 私が腰痛だったのです。選手の時は会社が京都の先生のところまでの交通費・治療費を全部出してくれていたのですよ。いいですよね(笑)でも止めたら誰もしてくれませんからね。しばらくは大丈夫だったのですが、ある日突然出てきちゃったのですよ。
山本 やはり、その治療が効いていたのですね。
稲葉 そうですね。かなり有名な先生だったので。腰痛が出てきて「あ、これは何とかしなきゃ」と思いまして。トレーナーという職業上、大学に治療器があるのですが、やはり治らないのですよ。軽減されてもまた出てきてしまって。それを追求して勉強したのです。腰痛だけに絞って。それで、その中でコアという言葉が10年前になりますが出てきて、もしかしていいかもしれないと。その後もっと深く追求して勉強していくうちに出会ったのが、ピラティスだったのです。ピラティスの先生に週1回ついていると良くなるのですよ。ただ、先生についているうちは良いですが、私が引っ越して先生にお会いできなくなっちゃって。遠いものですから。車で片道1時間、渋滞だと1時間半ぐらいかかって行けなくなってしまったのです。やはり、先生にお会いしないとダメなのですよ。当時コアヌードルがなかった時に週1回お会いして効果が得られていたのですが、あとの6日間がわからなくて、安全なのかがわからなかったのです。それで、コアヌードルになったのですね。だから(コアヌードルは)ピラティスをかなり取り入れています。ただ、ピラティスは立派な器具がありまして、アメリカで3000~4000ドルするような立派なもので、それを使うとバッチリなのですよ。
― どのようなものですか? 大きいのですか?
稲葉 大きいです。棺桶って呼んでいるのですが、そのぐらい大きくて箱状になっていて、その中でバネと滑車を使ってするのですが、それだと体幹を意識できるのです。日本だと、アメリカにもありますがマットを使ったピラティスなのですが、あれだとお腹を使っているかどうかわからないのですよ。ビデオ観てもわからなくて。ニュートラルポジションって保つのがすごく難しいから、それがわかるものができないかと思ったのが最初でしたね。
山本 私もピラティスをかじってみて(笑)やはりコアに意識を集中するのが、慣れてこないと無理ですし。
稲葉 うまく伝えるというか、実感がないのです。例えばコアヌードルだと、ちょっと足を上げるだけでもお腹を使っているのがすごくよくわかるのですよ。あの感覚がマットだとわからないのです。(使っている感覚が)必要なことだと思ったので、ただそういった器具は日本だとアメリカの3倍はしますね。ヘタしたら100万円超えてしまいますし、器具を持っているスタジオも少ないですし、器具のあるところだとレッスン料も高くなってしまいます。それがコアヌードルだと近い感覚がつかめます。
山本 私、コアヌードルの男性版で寝て、足を上げて膝を開いて横に倒していくのをやったのですけど、筋力を使う意味では内側に倒すのがコンセントリックコントラクション、外側に倒すのがエキセントリックコントラクションになるわけですね、お腹の筋肉に対して。それが同時にできるわけですから、あれはいいですね。他にもたくさんあるのでしょうけど、(コアヌードルを)体験してコンセントリックとエキセントリックを両方やっているのだなと実感しましたね。(お腹に)来るというのを。
稲葉 こういう風に細かく言っていただけるのは珍しいですね(笑)
山本 私はコアマッスルを使う時、どこの筋肉を使っているのか一つ一つ確かめるのですが、男性バージョンを使った時にそれが実感できたのです。
稲葉 一般の人は、筋肉を使えているかどうか判断するのが難しいし、指導者でもなかなか言えないですよ(笑)
山本 この種目ではここ(の筋肉)を、というのがだいたいわかってくるので、なるべく最初からそれを意識してやっていこうと。
稲葉 それで、それがコントロールになるわけですね。
山本 そうですね。コアヌードルが開いてくると安定とりやすくなるというか(体が)沈んでくるので、時々隙間がないようにぴたっと合わせるのですよ。そうすると、とたんにグラグラしますけど、そこでコンセントリックとエキセントリックを確かめるんです。そうしてどこに効いてきているのかわかりますね。体感できます。私のごく親しい人で10年来の肩こりの人がいまして、男性で30代半ばなのですけどその人にコアヌードルを勧めてみたのです。その時に肩のストレッチをやるよう言ったのです。後日、感想を聞いたところ「終わって立ち上がったら、肩こりがあったことを忘れて、まるで羽が生えたように首と頭が軽くなった。10年前に戻ったようだよ」と言われまして。翌日にも効果を聞いたところ、まだ続いているとのことでした。
稲葉 プロピオセプションが効いているのですね。なかなか3次元での位置が皆さんわからなくなってしまっているので、それを思い起こしてあげるためにコアヌードルをあの柔らかさにして不安定にさせるのです。硬いとそれができないのです。」
― 他にお聞きになりたいことはありますか?
山本 コアヌードルって仰向けでやる動きですよね?あれももちろん腰にいいっていうことなのでしょうし、腹筋を使うのでお腹がへこんでくるのですが、その時の脂肪の燃焼は内臓脂肪を使っていることなのでしょうか?
稲葉 内臓脂肪を使っているとは言えないですね。燃焼させると言うより、隙間をなくしてあげるということです。脂肪がつきやすい体は筋肉が薄くなっているので、腹横筋、内腹斜筋っていうのは内臓に一番近い筋肉なのですが、締まりがないとどんどん広がって伸びた状態になってしまうので、できるだけ締まった状態にして内臓脂肪のつかない体にしたいと。整形外科で腰痛の手術をすると、腹横筋が紙みたく薄くなってしまっていて、本来の筋肉の役割をしなくなっている。そうすると内腹斜筋、外腹斜筋で補うことになるのですが、筋肉が薄くなっているところは脂肪がつきやすい状態になるので、まずそれをなくすことを考える。それができたら次は有酸素運動に変えていくのですよ。
山本 コアの筋肉を燃やす時に発熱効果で脂肪を燃焼させているということなのでしょうか?
稲葉 もちろんそれもあります。腹横筋は有酸素系の筋肉なのですが、腹直筋、脊柱筋は瞬発系の筋肉なのですよ。そうすると脂肪燃焼とは少し離れてしまうのです。なので、できるだけ有酸素系の筋肉を使った方が1日中姿勢を保っている筋肉なので、より効率良く脂肪を燃焼させることができます。ただ、それだけだと脂肪燃焼に長い時間やっていけないので、10分15分でできるプログラムをやっていくのです。
山本 皮下脂肪については?
稲葉 私は皮下脂肪が燃えているんだと思います。なぜかと言うと今のところ燃焼しているのが内臓脂肪なのか、皮下脂肪なのかデータがないのです。データはとりたいのですが、とってくれるところがあるかどうか・・。
山本 そこをアクセスしていただいて、データがとれればぜひ教えていただきたいですね。内臓脂肪がとれているのは実感できるのですが、皮下脂肪はとれてないなと思うんです。なかなかとれないんですよ。食べ過ぎたり運動をサボると内臓脂肪がついてくるので、皮下脂肪のとれていないところに内臓脂肪がつくとお腹が出てきたりするのですよね。皮下脂肪燃焼のデータが欲しいなと思っています。
稲葉 皮下脂肪、内臓脂肪を分離せずにどれだけサイズ的に細くなれるかですよね。
山本 それだと形態的に満足してしまうので、データが欲しいですね。
稲葉 そういう場合は大学とアクセスしてCTをとったりしますが、私は日本の大学を出ていませんし、データ提供をお願いするとそれなりに費用がかかってしまうので・・私はデータとしてというより、できるだけ多くの人に実感していただきたいのです。


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日経ヘルス9月号温泉紹介記事にコアフィット登場
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ボディプラスに掲載!

マッスル&フィットネス日本版に掲載!

「夕刊フジ」に掲載!


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photo by 伊澤利夫






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